ポート<7047>は30日、オープンAIが提供するChatGPTを活用し、エネルギー領域を中心に、ユーザーの成約率向上に向けて様々な施策の検証を開始することを発表した。

ChatGPTは、2022年11月末に米国OpenAIという人工知能研究所が開発した対話式の言語モデルを採用した最新のAIシステムである。

具体的な同社の取り組みとしては、エネルギー領域において、土日、深夜帯などのユーザーからの問い合わせに、ChatGPTを活用した問い合わせ対応システムの提供を検証する。本システムを提供することで、ユーザーからの問い合わせに対して即時の案内が可能になり、対応力が向上することで、見込みユーザーを離脱させることなく、結果として成約率向上に寄与する可能性があると見込んでいる。

また、就職領域において、キャリアコンサルタントがこれまで実施したアドバイスの音声データをテキストとしてChatGPTに学習させ、テキスト型アドバイスサービスを提供することも検討する。

同社のビジネスモデル上、成約率の向上は原価が上昇することなく生産性が向上するため利益率の改善に直接的な寄与が期待できる。
同社は、今後も様々な手法を検証し、データ・ドリブン型の成約支援オペレーションを構築していくとしている。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 ポート---対話型AIチャットボット「ChatGPT」を活用したインサイドセールス自動化への検証開始