マイクロアド<9553>は22日、CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)事業の第一号投資案件として、PT Medifa Infoyasa Suryantara(本社:インドネシア・ジャカルタ、以下MIS)への出資および、同社取締役 副社長執行役員榎原氏のMIS社 コミサリス※への就任を発表した。

2014年に導入された国民皆保険制度により、制度加入者は同国民の89%にあたる2億4千万人まで拡大しており、出資先のMIS社では、保険の適用を受けるため各医療機関が管轄当局である保険機関へ提出する報告書をデジタル化するクラウドサービスとして、「DoctorTool」の提供を行っている。
目下、インドネシアではコロナ禍を経て医療領域のDX化が急速に拡大しており、その中でもMIS社の提供するサービスは、トップレベルのシェアを獲得している。
また、インドネシア保健省は2023年末を期限として、各医療機関が保管するカルテの電子化を義務付けており、カルテの電子化機能を有する「DoctorTool」の導入需要は今後より一層高まるものと同社は考えている。

同社では、2011年よりインドネシア国内に現地法人(現在は非連結)を設置し、現地のデジタルマーケティングにおけるコンサルティング事業をおこなっており、今回同社はMIS社が今後も継続的な事業成長を期待できると考え、この度の出資を決定したとしている。
また、将来的には、MIS社の扱う各種医療データを活用した、インドネシア国内におけるデータプラットフォーム事業の展開も視野に入れ、同社取締役 副社長執行役員の榎原氏がMIS社のコミサリス※として経営に参画することで、MIS社のさらなる企業価値向上に努めるとしている。

※コミサリス:日本の監査役に類似した機関。会社の経営を監督し、取締役会に対して助言を行う。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マイクロアド--- CVC事業における第一号投資案件でインドネシアのHealth Tech企業へ出資