不二精機<6400>は14日、2022年12月期第3四半期(22年1月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.0%増の57.59億円、営業利益が同27.0%減の3.79億円、経常利益が同22.2%減の4.14億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同35.9%減の2.93億円となった。

売上高は、射出成形用精密金型及び成形システム事業の売上高が減少した一方、精密成形品その他事業の売上高が増加した。損益は、射出成形用精密金型及び成形システム事業で主力製品であり利益率の高い医療機器用精密金型の売上高が前年同期に比べ減少したことに加え、精密成形品その他事業で品質管理体制を強化したことで収益性が低下した。

2022年12月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。 売上高が前期比6.7%増(前回予想比0.8%増) の79.70億円、営業利益が同29.1%減(同0.5%増)の4.29億円、経常利益が同27.6%減(同18.7%増)の4.45億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同38.6%減(同3.3%増)の3.10億円としている。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 不二精機---3Qは売上高横ばい、業績予想の上方修正を発表