■メイホーホールディングス<7369>の業績動向

3. 財務状況と経営指標
2022年6月期末の資産合計は前期末比634百万円増加の3,712百万円となった。このうち、流動資産は同258百万円増の2,395百万円とった。これは主に、受取手形、売掛金及び契約資産が403百万円、流動資産その他が26百万円それぞれ増加した一方で、現金及び預金が135百万円、仕掛品が44百万円それぞれ減少したことによる。固定資産は同375百万円増の1,317百万円となった。これは主に、建物及び構築物が108百万円、土地が149百万円、有形固定資産のその他が44百万円、のれんが61百万円、繰延税金資産が19百万円それぞれ増加したことによる。

負債合計は前期末比428百万円増加の1,852百万円となった。このうち、流動負債は同178百万円減の1,098百万円となった。これは主に、未払費用が77百万円増加した一方で、一年内返済予定の長期借入金が231百万円、預り金が24百万円それぞれ減少したことによる。固定負債は同606百万円増の753百万円となった。これは主に、長期借入金が516百万円、役員退職慰労引当金が35百万円、退職給付に係る負債が38百万円それぞれ増加したことによる。純資産合計は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が224百万円増加し、同205百万円増加の1,860百万円となった。

経営指標を見ると、流動比率は218.0%(前期末は167.3%)、固定比率は70.8%(同56.9%)と健全で、長短の手元流動性に問題はないと弊社では見ている。一方、自己資本比率は50.1%(同53.7%)と前期末から低下したものの、依然として高い水準である。M&Aを成長戦略の柱としながらも自己資本比率が高水準を維持していることから、適切な価格でM&Aを実施していると評価できる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 メイホーHD Research Memo(5):M&Aを成長戦略の柱としながらも自己資本比率は高水準