2. 2030年ビジョン 「2030年ビジョン」では、「CREATE THE NEW VALUE」のスローガンのもと、独自技術を強みとした価値創造で持続可能な未来社会に貢献するグローバル企業集団を目指す。
ビジョンの策定にあたっては、地球環境への取り組みなどサステナブルな社会への貢献を前提に、事業戦略を策定・実行していくことを重視した。そのため、同社では、2030年度までに達成する、サステナビリティの主要KPIを3つ設定した。1つは、人材に関するKPIで、「社員エンゲージメント」と「社員を生かす環境」の肯定回答を60%以上にする。残る2つは環境に関するKPIで、グループ全体でGHG(Green House Gasの略、温室効果ガスのこと)排出量の2019年度比50%削減と、再生可能エネルギー導入比率を55%への引き上げを掲げている。また、サステナビリティ活動推進の実効性を高めるため、役員報酬の一部にも主要KPIの達成度を反映していることから、同社のサステナビリティ活動への取り組みに対する本気度を示していると言えよう。