イー・ガーディアン<6050>は2日、2022年9月期第3四半期(21年10月-22年6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比20.7%増の87.00億円、営業利益が同26.6%増の17.50億円、経常利益が同24.6%増の17.94億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同64.6%増の13.43億円となった。

ソーシャルサポートの売上高は前年同期比32.1%増の49.75億円となった。ソーシャルWebサービス等の様々なインターネットサービスを対象に、投稿監視、カスタマーサポート及び風評調査等を提供している。新型コロナウイルスの影響によるリモートワークの増加や外出自粛によって、インターネットサービスは需要が増えたもの、減少したもの等大小様々な影響が出ている。その中で、メタバースプロダクト研究開発及び導入支援を手掛けるスタートアップMetafrontierと連携を開始し、メタバース・NFT事業の支援を強化した。

ゲームサポートの売上高は前年同期比3.6%減の15.72億円となった。ソーシャルゲームを対象に、主にカスタマーサポート及び風評調査等を提供している。海外案件獲得を目的に、プロモーションに特化したURAWAZAと提携し、国内ゲーム会社の海外進出及び海外ゲーム会社の日本進出をサポートする体制を整備した。

アド・プロセスの売上高は前年同期比21.9%増の10.27億円となった。インターネット広告審査業務及び運用代行業務を提供している。CARTA HOLDINGSとの合弁会社であるビズテーラー・パートナーズとの連携を強化し、新規顧客開拓に注力した。

サイバーセキュリティの売上高は前年同期比4.3%増の4.93億円となった。主にWAF、脆弱性診断及びSOCサービスを提供している。100万サイトを超える導入実績がある国内利用サイト数1位のソフトウェア型WAFのホスティング・クラウド事業者向け月額ライセンスの累計契約数が1,000件を突破した。

その他の売上高は前年同期比27.6%増の6.32億円となった。主にハードウェアに対するデバッグ業務を提供している。EGテスティングサービスが、2021年12月に開設した八王子テストセンターを中心に、多面的機能テストの需要への対応を進めてきた。

2022年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比10.9%増の110.12億円、営業利益が同10.2%増の21.70億円、経常利益が同8.2%増の22.07億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同25.1%増の13.60億円とする期初計画を据え置いている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 イー・ガーディアン---3Qも2ケタ増収増益を維持、ソーシャルサポートの売上高が順調に増加