coly<4175>は17日、2022年1月期決算を発表した。売上高が前期比3.0%増の65.19億円、営業利益が同27.7%減の14.98億円、経常利益が同29.2%減の14.66億円、当期期純利益が同31.4%減の9.64億円となった。

同社では新型コロナウイルス感染症の蔓延による緊急事態宣言の再発令に起因し、MD(マーチャンダイジング)の対面販売イベントの一部延期や規模縮小があったものの、通信販売を用いて対面販売イベントのオンライン化を行うなどの対策を迅速に講じた。またモバイルオンラインゲームに関しては、既存タイトルの安定的な運用に注力するとともに、新規タイトル開発を複数同時に進行できる体制を構築するため人員の拡充に取り組んだ。既存のモバイルオンラインゲームにおいて、2019年にリリースした「魔法使いの約束」が2周年を迎える当年度においても前期比で伸長したことや、それに伴いMD売上が増加したことにより売上高は増収となった。一方で、新規タイトルの開発に注力したことで研究開発費が増加し、営業利益ベースでは減益となった。

2023年1月期通期の業績予想については、新規タイトルのヒット度合や既存タイトルの状況により業績が大きく変動すること、また今後の事業展開に関する不確実性が高いことから将来の業績を合理的に算出することは困難と判断し、業績予想については非開示としている。今後の進捗を踏まえ、算定が可能になった場合は速やかに開示するとしている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 coly---22年1月期は創業から8期連続の増収、モバイルオンラインゲーム及び MD 売上が増加