■株主還元策

早稲田アカデミー<4718>は株主還元策として、配当金については安定配当を基本とし、業績状況と配当性向も勘案しながら利益配分を行っていくことを基本方針としている。2022年3月期の1株当たり配当金については、期初計画で前期比横ばいの20.0円を予定していたが、業績を上方修正したこともあり9月に2.0円増配の22.0円(配当性向44.8%)にすることを発表した。

また、株主優待制度も導入しており、毎年3月末の株主を対象に、継続保有期間に応じてQUOカードを贈呈(3年未満は一律1,000円相当、3年以上は一律2,000円相当)しているほか、9月末の株主に対しては同社グループで使用可能な株主優待券を贈呈(3年未満で5,000円相当、3年以上で10,000円相当)している。株主優待も含めた単元当たりの総投資利回りは3年未満保有株主で8.0%、3年以上保有株主で13.8%となっており、グループサービスを利用または利用を検討している投資家にとっては魅力的な水準と言える(2021年11月12日終値1,030円で計算)。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 早稲アカ Research Memo(4):2022年3月期は前期比2.0円増配の22.0円の配当を予定