アウトソーシング<2427>は1日、(株)ISC就職支援センターの全発行済株式を取得し、子会社化したと発表した。ISC就職支援センターは茨城県を基盤とする老舗人材サービス企業であり、製造系だけでなく物流系など幅広い業種への人材派遣などを手掛けている。生産変動の少ない派遣先を多数有しており、圏央道沿線への企業進出増加に伴う需要を取り込み、堅調な収益構造を維持している。

同社は以前より、業績平準化による成長基盤の強靭化を推進している。法改正やコロナ禍に伴い加速する業界再編においても、サステナビリティ経営のもと、より健全な業界に向けて業界再編をリードし、シナジーが期待できる案件に絞り検討を進めてきた。

今後、ISC就職支援センターでは同社グループの営業力や全国の採用力などの経営資源を活用できるほか、管理面の底上げによる成長加速が期待できる。併せて、同社グループでは、地域密着採用による茨城エリアの対応力強化だけでなく、グループの連携による人材流動化を確立することでフレキシブルな対応が可能となり、最大限のシナジー効果が見込まれる。また、コロナ禍の影響を受けにくい物流系をはじめとするディフェンシブな事業拡大にもシナジーを見込む。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 アウトソーシング---茨城基盤の老舗人材サービス企業買収