2030年営業利益60億円を目指す 3. 長期経営指針 こうした社会構造の変化や技術革新の加速など経営環境の変化に対して、同社は長期経営指針「ND For The Next 2030」を策定した。同社が長期ビジョンを公表するのはこれが初めてだが、既存事業の強化と成長領域への事業拡大を進める強い意志が現れている。そして、これまで培ってきた技術と資産、つまり「計装」の総合力によって成長性を発揮するとともに、ESGの諸課題を解決することでさらなる持続的成長も目指す。そのため2030年までの10年を、成長基盤を構築するステージ1、成長を実現し事業品質の向上を進めるステージ2、さらなる飛躍と挑戦をするステージ3——の3つのステージに分け、それぞれ中期経営計画を策定することで着実な成長を目指すことになった。そして、総合計装エンジニアリングとしてのあるべき姿を追求し、脱炭素社会への貢献、計装エンジニアリングの可能性への挑戦、従業員とのエンゲージメント、ダイバーシティの推進、中長期的な企業価値向上、地域・社会への貢献といった諸々の課題を解決することで、社会、顧客、社員の期待に応える企業へと発展、2030年には売上高450億円、営業利益60億円を目指す。