(2) 各事業の成長戦略 a) 幼児教育事業 幼児教育事業では新たな取り組みとして2020年9月にコナミスポーツ、ヒューリックと3社で業務提携を締結(ヒューリックとは資本提携※1も発表)した。その内容は、ヒューリックが今後首都圏で開発する子ども向け教育サービスに特化したワンストップ・サービス型のビル内において、同社の「伸芽’Sクラブ」「伸芽会」「TOMAS」などグループの各種教育サービスや、コナミスポーツが提供している「運動塾」※2等を展開し、三社一体となって幼児教育の囲い込みを進めて事業の拡大を目指していくというものだ。子どもを勉強と運動の両面でバランス良く育てたいというニーズは強く、同一の場所でサービスを提供することで利便性の向上を図りこうしたニーズを取り込んでいく。2022年を目途に第1弾のビルを開業し、2029年までに首都圏で20棟まで広げていく構想を描いている。同構想が軌道に乗れば、幼児から高校生までの生徒の囲い込みが可能となるほか、生徒募集のためのプロモーションコストなどの効率化も期待できることになり、売上規模の拡大とともに収益性向上にもつながることになる。