ハウテレビジョン<7064>は10日、2021年1月期決算を発表した。売上高が前期比4.1%増の8.68億円、営業損失が2.15億円(前期は0.91億円の利益)、経常損失が2.18億円(同0.81億円の利益)、当期純損失が2.35億円(同0.46億円の利益)となった。

同社は、当事業年度を初年度とする3年間の中期経営計画に基づき、事業を推進・展開してきた。既存事業であるキャリアプラットフォーム事業においては、従来のBtoBモデルに加え、登録会員にサービスを提供するBtoCモデルを開始している。加えて、コロナ禍を契機に、期初計画していたオフラインイベントをオンラインイベントに切り替えるなど、社会情勢に応じた柔軟な事業展開を行ってきた。また、当年度を中期経営計画上の投資フェーズと位置づけており、積極的な投資活動を実施している。投資活動を推進するため、金融機関からの借入により3.30億円の資金調達を実施し、事業や人材への投資を実行してきた。

当年度末現在の「外資就活ドットコム」の学生の登録会員数は累計261,574人(前期末比49,538人増)、当年度における送客数は469,552人(前期比69,764人増)、DAU(Daily Active User)数は5,246人(同384人増)となった。また、第2新卒市場を中心とした若手ハイクラス層をターゲットとしたリクルーティング・プラットフォーム「Liiga」の当年度末における登録会員数は55,545人(前期末比22,350人増)、当年度における月間平均MAU(Monthly Active User)数は5,353人(前期比2,091人増)、マッチング数は12,232人(同3,736人増)となった。

2022年1月期通期の業績予想については、売上高が前期比49.9%増の13.01億円、営業利益が0.10億円、経常利益が0.07億円、当期純利益が0.02億円を見込んでいる。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 ハウテレビジョン---21年1月期増収、「外資就活ドットコム」「Liiga」の登録会員数が順調に増加