ネクスグループ<6634>は18日、同社の農業ICT事業を行うNCXX FARMにおいて、新たな農法として「養液隔離栽培システム」の取り扱いを開始したことを発表。

養液隔離栽培システムは、2タイプ(直置き方式、ベンチアップ)のベット方式、2種類の培地(ロックフィールド、ココフィールド)から選択できるため顧客のハウスや要望にあわせた設計が可能なシステム。
ベット方式について、直置きは栽培のための高さが取れない場合や低コスト導入を目指す場合に向いている。ベンチアップは収穫位置が高いため収穫作業を効率化できる。
培地については、ロックフィールドは玄武岩を主原料とし、高度な製造システムと栽培技術により生み出された高品質な人工培地。水分管理が行い易く、収量アップが期待できる。ココフィールドは日本の生産者向けにオランダの培土メーカー“ファンデルクナープ社”と共同開発した天然有機質100%のオリジナル培地。従来品に比べ保水性と排水性のバランスに優れるため毛細根が出やすい傾向にあり、圧縮前に水洗いされているので、従来品に比べ圃場でのアク抜き洗浄の回数を減らすことができる。

300坪のビニールハウスス内に養液隔離栽培システムを新規に設備導入する場合の概算価格は、約1200万円(税別)。ベンチアップ方式で、原水フィルター、原水タンク、給液ポンプ、廃液ポンプ、液肥混入機、肥料タンク、ココフィールド培地、同専用台座が含まれる。




<ST>

情報提供元: FISCO
記事名:「 ネクスグループ---NCXX FARMで「養液隔離栽培システム」の取り扱いを開始