ギフト<9279>は14日、2020年10月期第3四半期(19年11月-20年7月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比19.8%増の79.72億円、営業利益が同61.5%減の3.05億円、経常利益が同55.1%減の3.60億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同63.1%減の1.82億円となった。

直営店事業部門の売上高は63.85億円、直営店108店舗(国内105店舗、海外3店舗)、業務委託店9店舗の合計117店舗となった。国内直営店事業部門においては、引き続き積極的な出店を続け、当第3四半期連結累計期間に直営店24店舗の新規出店、2店舗の退店、3店舗の業務委託化により19店舗純増した。「ヌードルズファクトリー」にて新メニュー、新業態のためのマーケティング、試作等に加えて開発機能を一層高めた結果、テスト販売を一定期間にわたって実施できる新業態を開発するに至った。一方、新型コロナウイルス感染症拡大は、国内直営店事業に多大な影響を及ぼし、来客数の減少を招くこととなったものの、テイクアウトニーズへの対応、宅配ニーズの掘り起こしにより、従来の来店に伴う売上を下支えすることとなった。また、正社員、臨時社員の適正数確保を図るべく、全従業員を対象として休業手当を支給する等、雇用継続に努めた。海外直営店では、新型コロナウイルス感染症の影響を日本以上に大きく受けることとなった。2020年2月~4月において、法的拘束力を伴う営業自粛命令が発動されたことから、ローカルスタッフのレイオフ等、雇用調整を行わざるを得ない状況にて推移した。

プロデュース事業部門の売上高は15.86億円となった。国内プロデュース事業部門は、既出店地域はこれまで通り、商圏における潜在需要試算に基づく出店ルールに従ってプロデュース店と直営店との間できめ細かく調整を行いながら、出店を進めた。また、未出店地域は、新規オーナーの開拓を精力的に行った。海外プロデュース事業部門は新規出店を1店舗叶えることができた。以上の結果、当第3四半期連結累計期間に29店舗の純増となり、結果、国内386店舗、海外10店舗、合計396店舗となった。

2020年10月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比20.2%増の108.80億円、営業利益が同43.5%減の5.69億円、経常利益が同39.7%減の6.16億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同74.8%減の1.32億円とする6月5日に公表した連結業績予想を据え置いている。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 ギフト---3Qは2ケタ増収、引き続き積極的な出店により店舗数増加