4. 「遠隔学習支援プログラムに参画」GIGAスクール構想にも対応 経済産業省による、新型コロナウイルス感染症による学校休業対策「#学びを止めない未来の教室」に賛同し、この活動を支援するため、Googleが主催する「Google for Education遠隔学習支援プログラム」に参画している。「#学びを止めない未来の教室」とは新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のための小中高等学校への休校要請により、子どもたちの「学び」を止めないために、経済産業省の「未来の教室」実証実験プロジェクトへの参画企業での取り組みを紹介し、1人でも多くの生徒たちに学びの機会を届けるために始動した経済産業省主導のプロジェクトである。全国の学校で義務教育を受ける児童生徒に、1人1台の学習者用PCやクラウド活用を前提とした高速ネットワーク環境などを整備する5年間の計画をまとめた文部科学省が進める「GIGAスクール構想」にも対応する。
Google for Educationの問い合わせは増加しており、麻布大学では全学的なコミュニケーションの活性化とオンライン授業の更なる円滑化を実現するために、2020年7月31日より Googleの「G Suite Enterprise for Education」を導入し、麻布大学内の全学生・教職員約3,000人規模でのICT活用を開始している。また、Googleは「G Suite for Education」を利用する教育機関を対象に、最大250名の参加可能なオンライン授業ができ、授業は録画することができる「Google Meet」の高度なビデオ通話機能を9月末まで無料で提供している。しかし、9月末に「Google Meet」の無償提供は終了する予定であるため、同社には「Google Meet」の録画機能を使って継続的に学びを提供できる環境にしたいという学校からの多数の問い合わせを受けており、同社においてライセンスの委託販売、導入を提案していく。なお、「GIGAスクール構想」については今般の新型コロナウイルスの影響によって教育ICT環境を実現させるための動きは加速していると考えられるが、依然として各都道府県での対応等には開きがあるため、教育関連ビジネスによる成長余地は相当大きいと弊社では考えている。