クシム<2345>は9日、フィスコ<3807>とCAICA<2315>の子会社CAICAテクノロジーズと協業し、上場企業向けハイブリッド型バーチャル株主総会支援業務を展開すると発表。
非常事態宣言が解除され、新型コロナウイルス感染者数もピーク時から減少したものの、第二波・第三波のリスクを専門家は提唱している。今後も引き続き新型コロナウイルスに対する予防措置が求められている。
こういった環境ではあるが、企業と株主・投資家が対話を行うことは重要であり、株主総会の開催も例外ではない。
個人投資家の株主総会への参加目的は、代表者のビジョンや経営方針を直接聞きたいことが多く、バーチャル株主総会に出席することでそれが可能となる。一方、議決権の行使も可能とされている出席型のバーチャル株主総会はセキュリティシステムしかり、相応の導入コストが必要となる。
今回の提携では、参加型のバーチャル株主総会開催を検討する上場会社の課題に注目し、課題解決の一手にすることに狙いを定めている。
クシム<2345>とフィスコ<3807>は、今回の提携強化をきっかけに、会社法における議決権行使の在り方に関する枠組みが近い未来に改正されることを見据え、透明性と堅牢性に秀でているブロックチェーン技術を活用し、デジタル時代に相応の議決権行使プラットフォームを構想している。 またこの開発にCAICAも協力する予定となっている。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 クシム---上場企業向けハイブリッド型バーチャル株主総会支援業務を展開