飯野海運<9119>は23日、同社初の2元燃料主機関搭載船であるメタノール船「Creole Sun」が竣工したことを発表。

同船は同社と三井物産<8031>が共同出資するJVで保有され、同社グループの船舶管理のもと、WATERFRONT SHIPPING COMPANY LIMITEDへ長期用船される。

同船の2元燃料主機関は、IMO(国際海事機関)の規制適合油だけでなく、メタノールを推進燃料とすることが可能となっており、メタノール燃料使用時は適合油と比べ、硫黄酸化物(SOx)及び窒素酸化物(NOx)排出の大幅な削減が期待される。2020年から始まるIMOが定めた硫黄分濃度規制やNOxの3次規制にも対応する。

同社は、今後も環境負荷を低減する技術導入に積極的に取り組み、持続可能な社会の実現への貢献を目指している。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 飯野海運---新造メタノール船が竣工、同社初の2元燃料主機関搭載船でSOx・NOx削減