1. 「おいしさをデザインする」第五期中期経営計画 2017年に始まった第五期中期経営計画(~2020年度)は、成長性に力点を置いた計画となっており、数量の増加を期待しづらい国内においては高付加価値化、成長が期待できる海外においてはアジアでの市場開拓が目標となっている。2020年に目指す姿としては、加工度の低い単純な搾油事業から、「あぶら」を究めることでおいしさを創造する「おいしさデザイン企業」への進化である。これにより、熱媒体用途に過ぎなかった「あぶら」の価値を、調理価値・健康価値・調味価値へと拡張し、省力化や食資源など消費者ニーズや社会課題を解決できる、より高い次元の価値へと昇華させる考えだと思われる。さらに将来的(2030年)には、食以外の領域や海外においても事業を拡大することで、人々の生活を豊かにする「Joy for Life」を実現することを目指している。