ムサシ<7521>は5日、2019年3月期第3四半期(18年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.5%減の267.76億円、営業損失が0.39億円(前年同期は8.18億円の利益)、経常利益が同97.2%減の0.25億円、親会社株主に帰属する当期純損失が0.14億円(前年同期は6.33億円の利益)となった。

売上面においては、紙・紙加工品における子会社エム・ビー・エスの連結算入効果と、情報システム機材及び金融汎用システム機材が販売増となったものの、選挙システム機材での衆議院選挙需要の反動減による減収が大きく影響し、若干の減収となった。

一方、利益面については、自社開発商品で高採算の選挙システム機材の減収の影響により全体の利益率が低下し、第3 四半期累計業績は大幅な減益となった。

2019年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比0.3%増の374.23億円、営業利益が同59.6%減の3.88億円、経常利益が同57.3%減の4.52億円、当期純利益が同60.8%減の2.91億円とする2018年10月に発表した予想を据え置いている。

第4四半期中に実施される全国各地の地方選挙及び4月の統一地方選向けに選挙システム機材の販売が好調に推移する見通し。また、情報システム機材分野のメディアコンバート事業には年度末需要が見込まれる。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 ムサシ---3Q売上高267.76億円、 情報システム機材及び金融汎用システム機材が伸長