新興市場銘柄ダイジェスト：セリアが大幅続落、ライフネットは大幅反発

<8946>　エイシアンスタ　208　+5
大幅に3日続伸。投資事業を行う子会社を設立すると発表。子会社の名称は「ASIAN STAR INVESTMENTS」で、設立は11月の予定。意思決定の迅速化などが目的。今後は成長が見込まれる新たな事業への投資も検討する。また提携先の中国企業のネットワークを活用して中国の富裕層や企業との共同投資のスキームが実現できれば、大型案件にも取り組むことが可能になるとしている。

<2782>　セリア　3710　-145
大幅続落で年初来安値更新。9月の既存店売上高が前年同月比0.1％増だったと発表。プラスは3カ月ぶり。客数は0.6％減、客単価は0.7％増だった。全国的に台風など自然災害が相次ぐなか、売上増を確保した。ただ、増加幅はわずかで、客数が3カ月連続で減少。このため本格的な回復には至っていないなどと慎重な見方が投資家の間に広がり、売り優勢の展開となっている。

<3727>　アプリックス　262　+29
大幅反発。「MyBeacon Pro MB004 UMc-DR」がucodeタグ認定を取得したと発表。ucodeは、モノや場所などを識別するためのIoT向けのネットワーク解決型汎用識別番号。国際標準規格「ITU-T Y.4804/H.642.1」を実現するための重要な技術。「MB004 UMc-DR」を基にしたアプリックス製のucodeタグは19年の提供開始を予定している。

<7713>　シグマ光機　1927　-209
急落。19年5月期第1四半期の営業利益を前年同期比14.8％増の3.52億円と発表。要素部品事業が堅調に推移した一方、システム製品事業は減益となった。通期予想は前期比13.0％増の16.20億円で据え置いたが、進捗率が21.7％にとどまったことから、材料出尽くしとみられている。また、足元の円相場の上昇も海外向け製品の採算を悪化させるとして売り材料となっている。

<6312>　フロイント　966　+27
大幅続伸。19年2月期第2四半期累計の営業利益を前年同期比44.8％減の5.92億円と発表している。造粒・コーティング装置を主力とする機械部門の低調が響いた。しかし、売上高の先行指標となる受注高は伸長し、四半期毎の受注残高も増加に反転したとしており、先行きの業績回復を見込んだ向きが買いを入れているようだ。また、化成品部門が順調に伸びていることも好感されている。

<7157>　ライフネット　680　+27
大幅反発。9月の新契約の年換算保険料が前年同月比60％増の2.27億円になったと発表。8月に引き続き、5年ぶりの高水準で伸長しているという。新契約件数は、同63％増の5261件。この結果、保有契約の年換算保険料は119.80億円、保有契約件数は28万3229件となり、いずれも前年同月（104.93億円、24万8635件）から増加した。好業績が評価され、買い人気を集めている。



＜DM＞