イード<6038>は16日、テックビューロホールディングス(東京都千代田区)と協力して、ブロックチェーンを活用したトークンエコノミー構築に向けた実証実験を、2018 年5月からおこなっていたと発表した。

同社では、ゲームのプレイ時間や、ゲームを購入する、ゲーム情報をシェアする、といった行為に応じてユーザーに付与されるトークンを軸に、「ゲームを遊ぶことが価値になる社会」の実現を目指しており、同社が運営するゲーム情報サイト「インサイド」および「GameSpark」をベースに、ゲーム領域でのトークンエコノミー構築を目指す。

付与するトークンは「Super Gamers Coin」(スーパー・ゲーマーズ・コイン)と呼ばれる、使用や交換が可能なものと、「Super Gamers XP」(スーパー・ゲーマーズ・エックスピー)と呼ばれる、交換不能でゲームプレイヤーとしての経験を示すものの2 種類。

ユーザーは「Super Gamers Coin」を集めることで、特典コンテンツが提供される、限定イベントに招待されるといった特典が予定されている。将来的にはゲームの購入や、ゲーム内アイテムとの交換ができるよう、準備を進めていくという。同社では実証実験を受け、2018 年9月より中核となるiOS/Android アプリをリリースし、同プロジェクトの正式スタートを予定している。

なお、本プロジェクトでは資金調達を伴うICOなどは予定しておらず、ゲームを遊ぶという行為に対して無償でトークンを発行する。また、有償でのトークンの販売や、法定通貨や他のトークンとの交換を実施する予定もないとのこと。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 イード---ブロックチェーンを活用したトークンエコノミーの構築に向けてテックビューロと実証実験を実施