<5704> JMC 2271 +400
ストップ高比例配分。18年12月期の上期(1-6月)業績を上方修正している。営業利益は従来予想の0.36億円から1.64億円(前年同期は0.03億円)へと引き上げた。3Dプリンター出力事業では心臓カテーテルシミュレーター「HEARTROID」や医療案件が好調に推移し、鋳造事業では新工場が順調に立ち上り、自動車のEV化による新規部品開発や重要保安部品の試作案件等が増加した。なお、通期予想については現在精査中としている。

<4556> カイノス 860 +150
前場にストップ高水準まで急伸。18年4-6月期(第1四半期)決算を発表している。売上高は前年同期比19.5%増の11.78億円、営業利益は同2.5倍の1.98億円と大幅な増益で着地した。免疫検査分野において輸血検査試薬などが堅調に推移した。生化学検査分野やその他の分野も増収となった。19年3月期の通期業績については、営業利益で前期比12.4%減の4.00億円とする従来予想を据え置いている。

<2702> マクドナルド 5090 -100
4日続落。消費者庁が24日、同社傘下の日本マクドナルドに対し、17年に限定販売した「東京ローストビーフバーガー」などに「成型肉」を使用したのに「ブロック肉」を使っているかのように不当に表示したのは景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、再発防止を求める措置命令を出したと伝わっている。同社はテレビCMや店内ポスターで牛の赤身をスライスする画像を使い、ブロック肉を使用しているかのように表示したという。

<2162> nms 703 +59
大幅に3日続伸。政府がベトナム政府と同国からの介護人材の受け入れ拡大で合意したと伝わっている。政府は1年以内に3000人、20年夏までに1万人の数値目標を設け、ベトナム側もこれに協力するという。同社グループは17年9月、ベトナムの政府認定送出し機関「TRI DUC MDC., JSC」と業務提携し、製造業にとどまらず介護など幅広い職種で送り出し人材のサポートを展開しており、今回の報道を受けて物色が向かったようだ。

<4080> 田中化研 1605 +149
一時1700円まで上昇。経済産業省が24日、世界で販売する日本の乗用車を50年までに全て電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)などの「電動車」にする目標を決めたと伝わっており、EV関連とされる銘柄に物色が向かったようだ。報道によれば、乗用車1台当たりの温暖化ガス排出量を10年比9割減らし、国際的な枠組み「パリ協定」の目標達成につなげる狙い。また、次世代蓄電池の開発や車体軽量化などで官民が協力していくという。

<3491> GA TECH 5550 -
本日マザーズ市場へ新規上場し、公開価格2510円の約2.3倍となる5780円で初値を付けた。初値形成後は6180円まで上昇する場面もあった。同社は中古不動産流通プラットフォーム「リノシー」の開発・運営、プラットフォームを通じた中古不動産の売買仲介及びリノベーションの企画・設計・施工を手掛ける。いわゆる「不動産テック」関連銘柄として個人投資家からの人気が高まったようだ。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 新興市場銘柄ダイジェスト:nmsが大幅続伸、JMCはストップ高