<2702> マクドナルド 5100 +70
3日続伸で年初来高値更新。3月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比10.0%増となり、前月(同5.2%増)から伸びが加速した。プラスは28カ月連続。全店売上高も同9.7%増となっている。新商品「はみだすハムてりたま」を販売したほか、午後5時からの新サービス「夜マック」を開始。スイーツや家族向け商品「ハッピーセット」も好評だった。順調な売上拡大が好感され、買い優勢となった。

<3989> シェアリングT 2695 +158
急反発。子会社のリアブロードが運営する海外留学サービス「スマ留」の3月度申込件数は87件で、前年同月の2.35倍になったと発表している。サービス開始後、最高の伸び率となる。「スマ留」は留学希望者を語学学校に斡旋するサイト。語学学校の空き場所や時間などを活用することで、大手の半額近くで海外留学を提供できるという。事業の成長性に対する期待から買い優勢となった。

<8909> シノケンG 3520 +200
大幅反発で上場来高値更新。1株につき2株の割合で株式分割を実施すると発表している。基準日は6月30日(実質的には29日)。投資単位当たりの金額を引き下げ、流動性の向上と投資家層の一層の拡大を図る。同時に18年12月期の期末配当予想を修正したが、株式分割に伴うもので実質的な変更はない。なお、当期の経常利益が予想(132億円)を10%上回る場合には3円、20%上回る場合には6円の特別配当を加える予定。

<3317> フライングG 2750 +201
大幅に5日続伸。3月度の既存店売上高が前年同月比5.3%増だったと発表している。13カ月連続のプラスとなる。全店ベースでも同5.3%増となり、12カ月連続のプラス。引き続き主力商品「爆弾ハンバーグ」の販売強化が奏功していることに加え、人件費以外の諸経費の抑制を進めていることが収益の拡大に寄与しているとみられ、見直し買いを誘ったようだ。

<3900> クラウドW 1524 +217
急伸。クラウドソーシング大手のランサーズがフリーランスの実態調査を実施し、18年の経済規模が20.1兆円(前年18.5兆円)となり、初めて20兆円を超えたと発表している。副業としての経済規模も7.8兆円(同6.3兆円)と増大した。市場拡大に伴い、日本最大級のクラウドソーシングサービスを展開するクラウドWの収益も向上するとみられ、買い人気を集めたようだ。

<6548> 旅工房 1231 +111
一時1380円まで上昇。4日に提出された大量保有報告書で、航空券予約サイトを運営するアドベンチャー<6030>が同社株式25万1400万株(保有割合5.39%)を取得したことが明らかになっている。報告義務発生日は3月29日。保有目的は純投資とされているが、旅工房はインターネット販売を主力とする旅行会社としてアドベンチャーの事業との相乗効果が見込める可能性もあり、思惑買いが集まったようだ。





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情報提供元: FISCO
記事名:「 新興市場銘柄ダイジェスト:シノケンGが大幅反発、マクドナルドは年初来高値更新