TOKAIホールディングスは、静岡県を地盤にLPガスを中心とした「エネルギー・住生活関連事業」と「情報通信事業」を展開しており、「Total Life Concierge」構想を掲げて事業を拡大中です。2018年3月期よりスタートした中期経営計画では、M&Aやアライアンス等を活用した積極投資により、売上高で2017年3月期と比べて1.9倍の3,393億円、営業利益で2017年3月期と比べて1.8倍の225億円を目標として掲げ、成長戦略を推進していく方針を打ち出しています。
新中期経営計画では今後4年間で1,000億円の戦略的投資を行い、主力事業であるガス、CATV、情報通信事業の収益基盤拡大を進めていく方針です。また、同時にグループ内サービスのクロスセルの強化にも取り組んでいく考えです。現在、同社グループの顧客で複数サービスを契約している顧客の比率は約7%にとどまっており、これを4年間で20%に引き上げ、1顧客当たりの売上増加と収益の更なる拡大を目指していく方針です。また、今後4年間で次代の収益柱と成り得る新規事業の育成にも取り組んでいきます。「Total Life Concierge」構想において、ヘルスケア、教育、モビリティ分野での新規サービス等が想定され、こうした領域でのM&Aなども検討しています。