プロスペクト<3528>は13日、2018年3月期第3四半期(2017年4~12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比2.4%増の80.86億円、営業損失が4.61億円(前年同期は2.02億円の損失)、経常利益が2.45億円(同0.10億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が20.83億円(同0.21億円の損失)だった。

不動産販売事業 マンション分譲は、主に首都圏にて一般顧客向けにマンションを販売しており、当期は102戸、39.37億円の新規契約(前年同期は114戸、38.69億円)を行うとともに、93戸を引渡し、売上高は30.18億円、セグメント利益は2.88億円を計上している(前年同期は44戸、17.10億円の売上高、0.06億円のセグメント損失)。

不動産販売事業 土地建物は、宅地および戸建住宅の販売、ならびに建物の一棟販売等を行っており、当期は契約実績および販売実績はなかった。

不動産販売事業 注文住宅は、山形県を主な事業エリアとして、戸建住宅の建築請負やリフォーム工事等を行っており、当期は33棟、9.57億円の新規契約(前年同期は26棟、8.08億円)を行うとともに、25棟を引渡し、売上高は10.26億円、セグメント損失は0.05億円を計上している(前年同期は29棟、11.13億円の売上高、0.17億円のセグメント利益)。(リフォーム等を含む。)

アセットマネジメント事業は、不動産および日本株式を対象とする有価証券の運用事業を行っており、当期の売上高は4.77億円、セグメント利益は2.69億円を計上している(前年同期は2.46億円の売上高、0.91億円のセグメント利益)。

建設事業は、推進工事およびプレストレスト・コンクリート(PC)工事等を行っており、当期の売上高は31.73億円、セグメント利益は2.01億円を計上している(前年同期は41.05億円の売上高、1.49億円のセグメント利益)。

再生可能エネルギー事業は、太陽光発電による電気の販売等を主な収入源とした再生可能エネルギー事業を行っており、当期の売上高は3.84億円、セグメント利益は1.19億円を計上している(前年同期は1.82億円の売上高、0.73億円のセグメント利益)。

その他は、不動産賃貸事業が主であり、当社が所有しているマンション等を、一般顧客向けに賃貸しており、当期の売上高は0.39億円、セグメント利益は0.19億円を計上している(前年同期は0.47億円の売上高、0.21億円のセグメント利益)。

2018年3月期通期の連結業績予想については、事業多角化戦略としてM&Aを積極採用しており、また重要なセグメントの一つとしてアセットマネジメント事業を展開しており、これらは経済情勢や市場環境の変動による影響を大きく受ける傾向にあることから、通常の業績を適正に予想し開示することが極めて困難である。このような状況において業績予想を開示することは投資家等に誤認を与える恐れがあることから、四半期毎に実施する決算業績および事業の概況のタイムリーな開示に努め、連結業績予想については開示していない。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 プロスペクト---3Qは売上高が2.4%増、マンション分譲及びアセットマネジメント事業が堅調