JIG-SAW<3914>は7日、2017年12月期連結決算を発表した。売上高が前期比16.8%増の12.96億円、営業利益が同27.3%増の3.25億円、経常利益が同30.3%増の3.30億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同42.8%増の2.62億円となった。

独自の基盤技術をベースとしたIoE(Internet of Everything)の世界を支える取り組みを進めている。同社グループ事業の柱である自動運用をベースとした各種サーバを対象とするマネジメントサービスは、堅調な受注の積上げと低い解約率を維持、東証一部上場の形式要件の一つである利益の額を想定通りクリアし、次世代データコントロールのリーディングカンパニーとして確実に継続的成長を実現している。また、同社グループが開発した最新IoTモジュールの出荷も開始され、IoTデバイス(モノ)マネージ開始へ向けて着実に進捗している。

米国シリコンバレーにおけるIIoT(インダストリアルIoT)プラットフォームの先駆け的企業であるLitmus Automation,Inc.(米国:カルフォルニア州サンノゼ)とのコアパートナー提携やConvertible Note引き受けを行うなど、具体的なグローバル展開を開始した。

また、ソフトウェアによって細胞をダイレクトに制御する再生医療分野における視覚再生プロジェクト(NEW-VISION)では、同プロジェクトで開発を進めている視覚再生用プリズムグラスに関して日本国特許庁より特許登録されるなど、本格的な事業化へ向けた取組みを開始した。

なお、2018年12月期通期の連結業績予想は、今後同社グループを取り巻く事業環境が大きく伸長することを鑑み、現時点では適正かつ合理的な算定が困難であるため非開示としている。一方で、2018年12月期においても、今後の成長に向けた効果的な投資を確保しつつ、引き続き増収増益による最高益を見込んでおり、投資家に対する利益還元策についても具体的に検討しているとのこと。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 JIG-SAW---17/12期は2ケタ増収増益、18/12期も引き続き増収増益による最高益を見込む