■会社概要

1. 事業内容
アドベンチャー<6030>の運営する「skyticket」は、国内及び海外航空券を軸として、旅行関連商品(旅行保険やホテル、レンタカー、各種オプショナルツアー等)をワンストップで予約可能なサイトである。LCCだけでなく、JALやANAなどの大手を含め、国内線17社、国際線500社以上の幅広い航空券を取り扱っている。LCCの躍進等を背景として、複数の航空会社をまたいだ価格やサービス比較のほか、スケジュール確認ができる横断検索の需要が高まるなかで、利便性(ネットで24時間、横断検索や予約が可能)や価格優位性(低価格商品の提供、国際線の手数料が無料)、多言語化(Webサイト18言語、アプリ32言語対応)による価値提供により事業を拡大してきた。現在の取扱高の構成比は、国内線が約88%を占め、国際線は約12%となっている。ただ、多言語化や海外LCCの取扱拡大などにより、外国人利用者の増加はもちろん、日本人利用者を含めた海外発海外の航空券予約も増える傾向にある。

また、子会社化した(株)スグヤク※により、マッサージ・リラクゼーションサロン、歯医者の予約が可能な「スグヤク リラク」も展開しており、まだ業績貢献は小さいものの、将来ビジョンである「総合予約プラットフォーム」への布石も打っている。

※2016年1月に(株)EPARK(会員数1,000万人超の施設予約サイト「EPARK」を運営)との合弁により設立。


事業セグメントは、オンライン事業と投資事業の2つに分かれる。ただ、ベンチャー企業等への投資事業については、現時点で業績面や事業戦略上の重要性は小さい。

連結子会社には、発券の手続き等を行うビッグハートトラベルエージェンシー(株)、スマートフォンアプリの企画を行うAppAge, Limited(香港)のほか、前述したスグヤクの3社が存在する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)



<NB>

情報提供元: FISCO
記事名:「 アドベンチャー Research Memo(2):国内及び海外航空券の予約販売サイト「skyticket」を運営