<2438> アスカネット 1746 +300
ストップ高比例配分。量産を前提とした新製法による樹脂製エアリアルイメージングプレート(AIプレート)の試作品が完成したと発表している。新製法は樹脂に特殊な形状の成型を施したうえ、壁面蒸着を行う手法で、工程もシンプルで大量の生産に向いているという。10月3日から6日までで開催される家電・IT見本市「CEATEC JAPAN 2017」にて展示する。AIプレートは空中結像を可能にする特別なプレート。

<3961> シルバーエッグ 2389 +400
ストップ高。リアルタイム・レコメンドメールサービス「レコガゾウ」に関する特許審決を受け、特許取得のための手続きが完了したと発表している。ユーザーが画像データを含む電子メールを開封した時点で、そのユーザーが最も興味を持ちそうな商品の画像をレコメンドとしてメール上に表示するもの。「レコガゾウ」では従来のレコメンドメールで課題となっていた「導入ハードルの高さ」や「タイムラグ」などの問題も解消している。

<2901> 石垣食 237 -41
大幅反落。投資ファンド大手アドバンテッジパートナーズのグループ会社であるアドバンテッジアドバイザーズを割当先として第1回新株予約権(行使価額修正条項付)を発行すると発表している。同社は上場廃止に係る猶予期間入りしており、飲料事業や珍味事業の事業拡大等のための資金を調達する。しかし、潜在株式数が336万6300株、希薄化率が最大99.30%(対発行済株式数)に上り、希薄化懸念が先行したようだ。

<3929> ソシャルワイヤ 2305 +154
大幅続伸。1株につき2株の割合で株式分割を実施すると発表している。基準日は9月30日(実質的には9月29日)。投資単位当たりの金額を引き下げ、株式の流動性を高めるとともに、投資家層の更なる拡大を図ることを目的としている。株価は前場に一時2365円まで上昇し、年初来高値を更新した。

<6324> ハーモニック 5380 +300
一時5490円まで上昇し上場来高値更新。東海東京証券がレーティングを「Neutral」から「Outperform」に、目標株価を4000円から6100円に引き上げている。短期的な株価下落リスクが減り、上昇余地が広がったとみている。主要顧客である産業用ロボットメーカーの生産拡大を受けて、同社の受注も大きく増加していると指摘。一部メディアが生産能力増強を報じており、中長期での業容拡大期待が高まったとしている。

<4080> 田中化研 2534 +500
ストップ高で連日の年初来高値更新。中国政府がガソリン車やディーゼル車の製造・販売を禁止する方針と一部メディアが報じている。この報道によれば、英仏が7月に40年までの禁止を表明したことに追随し、中国政府も導入時期の検討に入ったという。世界最大の自動車市場である中国の動きは世界の電気自動車(EV)市場に影響を与えるとみられており、同社などのEV関連銘柄に引き続き物色が向かった。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 新興市場銘柄ダイジェスト:アスカネットがストップ高、田中化研は年初来高値更新