■中長期の成長戦略

4. RIZAP GOLFの成長戦略
RIZAP GOLFは『2ヶ月で100切りを目指す』をコンセプトとしたゴルフレッスンだ。スタート以来順調に会員数が拡大している。今期はプロゴルファーの石川遼プロと契約してCMに起用したことで、会員数増加ペースが一段と加速すると期待されている。

店舗ネットワークはRIZAP関連の中では最も進捗しており、2017年3月末時点で6店舗体制となっていた。2017年5月に一挙3店(銀座、梅田、神戸)を出店したほか、今期中を通じて積極的な店舗網拡大を続け、2018年3月末時点では50店舗前後にまで店舗網を拡大させる計画だ。これに対する収益インパクトについては、RIZAP事業の過去実績例に照らし合わせると、売上高は50億円規模にまで膨らんでくると期待される。

RIZAP GOLFについては物販の比率が高い点も特長だ。RIZAPグループ<2928>のオリジナルブランドのゴルフギアを中心に約60%の新規入会者が物販契約を行っている(2017年5月入会者速報値)。RIZAPボディメイク事業はこの数値が74%(同)と別格に高いが、RIZAP GOLFもボディメイク同様に、客単価が高い事業に成長するポテンシャルを有すると弊社ではみている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 RIZAPーG Research Memo(10):RIZAP GOLFの18/3期は店舗展開を加速させる