マルコ<9980>は2日、親会社のRIZAPグループ<2928>と本格的なRIZAP型マーケティングの展開強化に関する協業方針を発表した。

具体的な協業の内容は、1)マーケティング分野に関する戦略策定、データ分析に関する支援、2)RIZAPグループのノウハウを活かしたテレビCM・インフォマーシャル等を中心とした全国的な広告展開の支援、3)RIZAPグループのノウハウを活かしたホームページの作成支援、4)RIZAPグループのスケールメリットを活かした媒体購入におけるボリュームディスカウントの実現、5)RIZAPグループの支援によるコールセンター機能および接客機能の強化、6)eコマースの推進支援、7)その他、マーケティング関連費用の適正化に関する業務支援となっている。

マルコは、2016年7月のRIZAPグループ入りした後、これまでの口コミ・紹介を中心とした営業方針を転換し、積極的なマーケティング施策による新規顧客の集客力の最大化による収益力の向上を目指し、RIZAPグループの支援の下、インフォマーシャルおよびインターネット広告におけるテストマーケティングを行い、大きな反響を得ることに成功。1店舗あたりの売上向上、コスト管理の徹底など事業構造改革の結果、前期17年3月期は3期ぶりの黒字転換(営業損益は前期6.00億円の赤字から1.35億円の黒字)を達成し、これにより「継続企業の前提に関する需要事象等」の記載を解消している。また、今期18年3月通期の業績予想は売上高で前期比11.9%増の150.00億円、営業利益で同8.9倍の12.00億円の大幅な増益を見込んでいる。

今回の協業により、RIZAPグループのマーケティング分野におけるノウハウを導入し、広告費用の効率的配分や最小の広告コストで最大の集客効果を発揮することが可能となり、飛躍的な成長に向けたマーケティング分野における経営基盤の強化を目指すとしている。

マルコの岩本眞二社長は、5月26日に開催されたインターネット会社説明会の場において、「現在、RIZAPのCMを作ったチームに、マルコのテレビCMの作成を進めてもらっており、近い将来、全国の皆様のお茶の間にもマルコのCMが流れることを期待頂ければと思います。」とコメントしており、今後、RIZAPのノウハウを全面的に取り入れた本格的なマーケティング展開の動向が注目される。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 マルコ---RIZAPグループとの本格的なRIZAP型マーケティングの展開強化を発表