北日本紡績<3409>は5月12日、2017年3月決算を発表。売上高前期比2.7%増の4.13億円、営業利益が59.3%減の0.02億円、経常利益が同263.8%増の0.04億円、当期純利益は14.7%増の0.05億円だった。

繊維事業では、主力商品であるアラミド繊維(高機能難燃繊維)・高強力繊維ともに受注自体は好調で前年対比でも増加し、順調に推移している。また、一般衣料紡績糸は高機能インナー用途向けが今年度いっぱい受注調整になっており、前年対比減少したが、民間ユニフォーム向け原着糸の受注は販売先も増え、順調に増加している。

環境事業では、ファスナー製造トップメーカーの冷却水の水質改善、国内有数のホテルグループの4箇所の濾過装置改修工事を実施した。しかし、初期導入であることから効果を検証しながら営業活動を進めたことや、商品の機能・効能の周知に時間を割かざるをえなかったため、売上高が伸び悩んだ。

2018年3月期の業績予想について、売上高が前期比6.5%増の4.40億円、営業利益が同277.6%増の0.10億円、経常利益が同134.4%増の0.10億円、当期純利益が同73.4%増の0.10億円を見込んでいる。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 北日本紡績---2017年3月期は増収で着地、経常利益は263.8%増