■事業概要

2. 入院患者からのサービス利用料が収入となるビジネスモデル
CSセットのビジネスモデルは、病院や老人介護保健施設等を通じて、エラン<6099>が入院患者や入所者とCSセット利用契約(レンタル契約)を結び、入院患者や入所者から受け取るサービス利用料(レンタル料)収入が同社の売上高となる。サービスのオペレーションの一部は、業務委託契約を結んだ病院・老人介護保健施設等及びリネンサプライ業者・消耗品業者等が行う。

病院・老人介護保健施設等に対しては、業務委託契約を結んでCSセットの説明・申込受付、衣類・タオル類等の貸与・回収、日常生活用品の配布などを委託し、業務委託手数料を支払う。

リネンサプライ業者・消耗品業者等に対しては、賃貸借契約や物品納入契約等を結び、洗濯済み衣類・タオル類等の納品、使用済み衣類・タオル類等の回収、日常生活品の納入などを委託し、洗濯代金や物品購入代金などを支払う。

なお、契約形態によって、同社が元請けになる契約形態(同社元請け)と、リネンサプライ業者等が元請けになる契約形態(業者元請け)がある。ただし、いずれの契約形態でもCSセット運営に当たって、同社、病院・老人介護保健施設等、リネンサプライ業者・消耗品業者等の各々の基本的な役割は同じである。そして同社が入院患者や入所者とCSセット利用契約(レンタル契約)を結び、入院患者や入所者からサービス利用料(レンタル料)を受け取る基本的なビジネスモデルに変わりはない。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 エラン Research Memo(4):入院患者・入所者からのサービス利用料が収入となるビジネスモデル