■バリューアップ事業

1. 事業概要
バリューアップ事業では、6ヶ月程度の短期案件を取り扱う。首都圏エリアを中心に3~5億程度の中古の収益レジデンス等を購入し、バリューアップを実施することにより付加価値を高めた上で、個人投資家及び海外投資家を対象に売却を実施する。少額のバリューアップで効果的に付加価値を高めることで、短期間での売却及び資金回収を図る。プロパスト<3236>は購入後すぐに工事に入るため、工事開始から1ヶ月後には販売を開始することもあると言う。買収から売却へ高速回転で事業を回しており、すぐ売却できるため市場リスクが小さいと言える。

同社にはゼネコン出身者も多く、ノウハウに長けた人材がいるようだ。特に、クリーニング、植栽、外光などの共用部分の管理が行き届かないところにもニーズはあり、資産価値の向上につながる。

2. 実績例
実績例として、下目黒プロジェクト(東京都目黒区)、野方プロジェクト(東京都中野区)、喜久井町プロジェクト(東京都新宿区)、西巣鴨2プロジェクト(東京都豊島区)、錦町2プロジェクト(東京都立川市)、高田2プロジェクト(東京都豊島区)、日本橋中州プロジェクト(東京都中央区)、原町プロジェクト(東京都新宿区)などがある。

(執筆:フィスコアナリスト 清水 さくら)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 プロパスト Research Memo(5):高速回転で買収から売却へ、市場リスクは小さい