■今後の見通し

1. 2017年3月期通期見通し
2017年3月期通期についてRIZAPグループ<2928>は、売上収益100,000百万円、営業利益10,150百万円、税引前利益9,500百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益6,000百万円を予想している(同社は2017年3月期からIFRSを適用しているため、前期比較はない)。これらの業績予想値は従来から変更はない。

前述のように第3四半期までの進捗率は、売上収益で65.7%、営業利益で78.8%、親会社の所有者に帰属する当期利益で84.7%となっている。売上収益の進捗率は若干低い印象だが利益については、各項目とも非常に高くなっているため、通期予想達成のための第4四半期のハードルはかなり低くなっている。第4四半期において収益のピークを迎える企業も多いため、特に利益については通期業績予想が達成される可能性は十分に高いと弊社ではみている。ただし、同社が目指しているのは今期の業績予想値ではなく、あくまでCOMMIT2020で掲げる2021年3月期の業績目標だ。今期の業績予想達成に対して余力が生じた場合には、成長のための先行投資に回し、結果的に今期の業績は予想の線に落ち着くとみている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 RIZAPーG Research Memo(11):2017年3月期は、利益面で期初予想を達成できる見通し