■今後の見通し

GMOリサーチ<3695>の2017年12月期連結業績は、売上高3,490百万円(前期比12.9%増)、営業利益325百万円(同13.7%増)、経常利益305百万円(同9.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益181百万円(同133.2%増)を予想している。達成すれば、売上高は過去最高を更新することになる。D.I.Y販売の構成比の向上などから利益率を改善、営業利益の前期比伸び率は売上高のそれを上回ることを目標としている。最終利益は前期の特別損失計上の反動により大きな増加幅を想定している。KPIとなるポイント発行額は、前期比15%増の10.2億円を見込む。パネル供給改革の推進により、「ASIA Cloud Panel」内のポイント発行額を拡大し、同社のプラットフォームの更なる強化を図るとしている。

2016年12月期までの直近4ヶ年の平均成長率(CAGR)は売上高で19%、営業利益で27%となっており、同社はこのペースの成長を今後も見込めるとしている。売上高の成長率よりも営業利益の成長率が高いのは、経費削減努力もあるものの、D.I.Yサービスの構成比の高さに起因していると推測される。

(執筆:フィスコアナリスト 清水 さくら)



<TN>

情報提供元: FISCO
記事名:「 GMOリサーチ Research Memo(8):営業利益は前期比13.7%増を予想