■業績動向

2. 主要KPIの動向
イーレックス<9517>の業績に影響を及ぼすKPI(重要経営評価指標)として弊社が注目する電力小売りの顧客数は、主として法人を対象とする高圧分野、一般家庭や小規模店舗などを対象とする低圧分野ともに、順調な拡大が続いている。

高圧分野の顧客への販売面では、同社は代理店制度を採用している。2016年12月末時点での代理店数は約1,300店で、それら代理店が獲得し積み上げた高圧分野の顧客件数は約10,000件に達している。月間当たり200件~300件のペースで新規顧客数の増加が続いている。

低圧分野では、米国Spark Energyとの合弁会社であるイーレックス・スパーク・マーケティング(株)(以下、ESM)、ESMと阪和興業<8078>グループとの間で設立したイーレックス・スパーク・エリアマーケティング(株)(以下、ESAM)を軸に、地域のLPガス販売会社やCATV会社、タニタグループなどと提携し、一般家庭への浸透を図っている。同社は2017年3月末までに低圧分野の顧客件数を53,000件とすることを目標としているが、2017年2月時点で43,000件にまで到達している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 イーレックス Research Memo(5):低圧分野は43,000件、高圧分野は10,000件の顧客を獲得