アイル<3854>は6日、2017年7月期第2四半期(2016年8月-2017年1月)の決算を発表した。連結売上高は前年同期比9.8%増の39.80億円、営業利益は同30.1%増の1.68億円、経常利益は同33.2%増の1.84億円、親会社株主に帰属する四半期純利益で同13.9%減の1.15億円となった。

企業業績の改善傾向のなか、ソフトウェアに対する投資が増加傾向にあることを背景に、同社グループの主力パッケージソフトウェア「アラジンオフィス」の受注実績が順調に推移。案件規模の大型化による納期長期化から、売上計上までに期間を要する傾向にあるようだが、収益面では計画どおりに推移した。複数ネットショップ一元管理ソフト「CROSS MALL」やポイント・顧客一元管理ソフト「CROSS POINT」も販売実績を伸ばした。利益面でも大幅に増益となり、ストック型ビジネス商材の販売が順調で、利益体質がさらに強化されたことを示した格好だ。最終益が減益となったのは税負担調整が影響した。

2017年7月通期の業績予想は、売上高前期比14.0%増の90.00億円、営業利益は同6.4%増の4.01億円、経常利益で同9.1%増の4.28億円、親会社株主に帰属する当期純利益で同9.8%増の2.72億円と前回予想を据え置いた。





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情報提供元: FISCO
記事名:「 アイル---2Qは増収増益基調で推移、「リアル」と「Web」の複合的な商材提案が利益体質強化に