アイスタディ<2345>では、データベース環境をクラウドで提供する「Oracle Database Cloud Service」とコンピュート環境をクラウドで提供する「Oracle Compute Cloud Service」を基盤に、学習管理システムの顧客向けトライアル環境を構築した。日本オラクル<4716>が25日に発表している。

アイスタディでは今回、「iStudy LMS」の顧客向けトライアル環境として「Oracle Database Cloud Service」「Oracle Compute Cloud Service」の利用を2016年12月から開始している。導入を検討している顧客に対して、機能やe-Learning コンテンツを体験できる「トライアル環境」を提供することが目的。トライアル環境を容易に提供することで、これまで1週間要していた準備期間を1日に短縮することができるようだ。

従来のオンプレミスと同等の環境をクラウドで利用できることにより、実装・管理の工数を大幅に軽減しコスト優位性が高まるほか、顧客の導入決定までのスピードアップも図られることになろう。「iStudy LMS」は先に、三菱東京UFJ銀行の新人教育プログラムの自己評価システムに選定されるなど実績を積み上げている。今回のトライアル環境の構築によって、さらなる採用拡大の顕在化も想定されることになろう。また、アイスタディは「Oracle Database」認定研修会場としても長年の実績を誇っており、日本オラクルとの一段の関係強化なども期待されてくる見通し。

「iStudy LMS」は、e-Learningコンテンツ・集合研修の実践・管理や教育計画・スキル管理など、企業における人材育成に必要な仕組みを1つのパッケージで実現する学習管理システムであり、大手都市銀行・生保企業や日本を代表するIT関連企業などで多く利用されている。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 アイスタディ---準備期間を短縮できるトライアル環境構築で、システム採用拡大の顕在化余地も広がる