同社では将来の成長を見据えて、2014年春より新卒社員の採用を開始した。ソフトウェア業界ではここ数年、慢性的な人手不足が続いており、新卒の採用も困難になっているなかで、同社は2017年春の新卒採用で7名(うち技術職6名)と計画どおりの採用を行うことができた。従来は、会社説明会の参加人数を集めるにも苦労していたが、今期は説明会の参加人数が前年比で3倍に増加したことが大きかったという。3倍増となった理由は簡単で、前年までは学生の集客を人事部で行っていたが、今年からマーケティング部が担当することになったという。マーケティングに精通した本職のスタッフによって、Webサイトの募集ページのコンテンツを大幅に見直したほか、効果的なメール配信をOne to Oneで行ったことが参加者の大幅増につながったと見られる。当初の目標が同じでもマーケティング施策の違いによって、結果が大きく変わってくる好例とも言える。