*08:11JST 24日の米国市場ダイジェスト:NYダウは390ドル高、クリスマスラリーに期待感高まる ■NY株式:NYダウは390ドル高、クリスマスラリーに期待感高まる

米国株式市場は続伸。ダウ平均は390.08ドル高の43,297.03ドル、ナスダックは266.25ポイント高の20,031.13で取引を終了した。

長期金利の上昇を警戒し、寄り付き後、まちまち。クリスマス祭日の前日で短縮取引となる中、ハイテクが引き続き買われ、株式相場を押し上げた。本日から年末にかけてのクリスマスラリーを期待した買いも手伝い、終盤にかけて、上げ幅を拡大し終了。セクター別では自動車・自動車部品や小売りの上昇が目立った。

銀行のシティ銀(C)、JPモルガン(JPM)、金融のゴールドマンサックス(GS)は、複数銀、ロビー団体が年次ストレステスト(健全性審査)のルール適用において不透明性などを巡り連邦準備制度理事会(FRB)に対し訴訟を提起したとの報道で、それぞれ上昇。航空機メーカーのボーイング(BA)は空軍が保有・運用する主力の軍用長距離輸送機C17のアップグレードを巡り英国をはじめとする他国とも契約締結を発表し、上昇。

企業向け情報技術管理ソフトウエアメーカー、サービスナウ(NOW)はアナリストの投資判断引き上げで、上昇した。半導体のブロードコム(AVGO)やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)はバイデン政権が中国製半導体に対する貿易調査を開始するとの報道で、それぞれ上昇。航空会社のアメリカン(AA)はソフトウエアの不具合で朝方実施した全米運航停止を1時間ほどで解除し、かろうじてプラス圏を回復した。

投資家の恐怖心理を示すVIX指数は14.27まで低下し今月中旬以来の低水準となった。

(Horiko Capital Management LLC)


■NY為替:米長期金利下げ渋りでドルは底堅い動きを保つ

24日のニューヨーク外為市場でドル・円は157円10銭から157円38銭まで上昇し、157円20銭で引けた。米12月リッチモンド連銀製造業指数の改善も支援し、長期金利の下げ渋りを受けドル買いが引き続き優勢となった。その後、米5年債入札が好調で金利やドルは伸び悩んだ。日米金利差縮小観測の後退で、円売りも優勢となった。

ユーロ・ドルは1.0410ドルまで上昇後、1.0384ドルまで反落し、1.0398ドルで引けた。バイル新仏首相への政策への不安がユーロ売り材料となった。ユーロ・円は163円20銭から163円63銭まで上昇。リスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは1.2575ドルまで上昇後、1.2519ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8995フランから0.9012フランまで上昇した。


■NY原油:反発で70.10ドル、一時70.43ドルまで買われる

NY原油先物2月限は反発(NYMEX原油2月限終値:70.10 ↑0.86)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は、前営業日比+0.86ドル(+1.24%)の70.10ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは69.36ドル-70.43ドル。アジア市場で69.36ドルまで売られたが、調整的な買いが増えたことで米国市場の中盤にかけて70.43ドルまで反発。通常取引終了後の時間外取引では70ドルを挟んだ水準で推移。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC)  44.38ドル   +0.49ドル(+1.11%)
モルガン・スタンレー(MS) 127.06ドル  +2.61ドル(+2.09%)
ゴールドマン・サックス(GS)582.79ドル  +12.01ドル(+2.10%)
インテル(INTC)        20.40ドル   +0.20ドル(+0.99%)
アップル(AAPL)        258.20ドル  +2.93ドル(+1.14%)
アルファベット(GOOG)    197.57ドル  +1.58ドル(+0.80%)
メタ(META)           607.75ドル  +7.90ドル(+1.31%)
キャタピラー(CAT)      367.57ドル  +2.18ドル(+0.59%)
アルコア(AA)         38.61ドル   +0.03ドル(+0.07%)
ウォルマート(WMT)      92.68ドル   +2.33ドル(+2.57%) <ST>
情報提供元: FISCO
記事名:「 24日の米国市場ダイジェスト:NYダウは390ドル高、クリスマスラリーに期待感高まる