*07:14JST NY為替:パウエルFRB議長は追加利下げに慎重姿勢 4日のニューヨーク外為市場でドル・円は151円23銭まで上昇後、150円00銭まで下落し、150円61銭で引けた。日銀の早期追加利上げ見送り観測が強まったほか、韓国情勢の安定でウォン円絡みで円売りが優勢となった。その後、米11月ADP雇用統計が10月から伸びが予想以上に鈍化したほか、米11月サービス業PMI改定値や11月ISM非製造業景況指数が予想以上に悪化したため金利低下に伴いドル売りに転じた。パウエルFRB議長の発言や米地区連銀経済報告(ベージュブック)を受けて利下げペース減速の思惑にドル売りが後退した。

ユーロ・ドルは1.0473ドルへ下落後、1.0544ドルまで上昇し、1.0510ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が欧州議会で経済に冴えない見通しを示したほか、フランスの政局不安が警戒されユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は、158円61銭から156円99銭まで下落した。日欧金利差縮小観測後退でユーロ買い、円売りが強まったのち、ユーロ売りに押された。ポンド・ドルは1.2660ドルから1.2721ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.8876フランから0.8827フランまで下落した。

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情報提供元: FISCO
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