*08:05JST 東証グロース市場250指数先物見通し:買い一巡後は上値の重い展開か 本日の東証グロース市場250指数先物は、買い一巡後は上値の重い展開を見込む。前日8日の米国市場のダウ平均は126.13ドル高の42,080.37ドル、ナスダックは259.02pt高の18,182.92ptで取引を終了した。中東情勢の緊迫化懸念が緩和し、寄り付き後、上昇。NY連銀のウィリアムズ総裁などが小幅な利下げ選択肢も存続することを示唆すると一時相場は売られた。ただ、押し目からはソフトランディング期待や人工知能(AI)の強い需要期待に半導体エヌビディア(NVDA)などハイテクが買われ、相場を支援し、再び上昇。終盤にかけて上げ幅を拡大した。上昇した米株市場を横目に、本日の東証グロース市場250指数先物は、買い一巡後に上値の重い展開を予想する。米国株高を受けて堅調なスタートが見込まれるものの、このところ上値が重くなっており、高い所ではまとまった売りが警戒される。昨日大幅安となった香港ハンセン指数の動向も注目されるほか、VIX指数が20を超えており、外部環境次第で売りに傾く可能性もある。日経平均買い・グロース売りのローテーションにも留意したい。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比3pt高の630ptで終えている。上値のメドは640pt、下値のメドは620ptとする。 <SK>
情報提供元: FISCO
記事名:「 東証グロース市場250指数先物見通し:買い一巡後は上値の重い展開か