*21:56JST 【市場反応】米7月消費者物価指数は予想通りFRBの利下げを正当化、ドル売り限定的 米7月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.2%と、6月-0.1%から予想通りプラスに転じ4月来で最大の伸びとなった。前年比では+2.9%と、予想外に6月+3.0%から伸びが鈍化し、21年3月来で最低の伸び。連邦準備制度理事会(FRB)が注視しているエネルギーと食品を除いたコア指数は前月比+0.2%。6月+0.1%から伸びが拡大した。前年比では+3.2%と、予想通り6月+3.3%から鈍化し、21年3月来の低い伸びとなった。

前月比では伸び拡大も前年比では伸びが想定通り鈍化し、利下げを正当化する結果となった。ほぼ想定通りの結果を受けて米国債相場は売り買い交錯。10年債利回りは3.8031%へ低下後、3.8674%まで上昇した。

ドル売りは限定的。利益確定に買戻しが強まった。ドル・円は146円60銭から147円58銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.1035ドルへ上昇後、1.1004ドルへ反落。ポンド・ドルは1.2860ドルへ上昇後、1.2830ドルまで反落した。

【経済指標】
・米・7月消費者物価指数:前年比+2.9%(予想:+3.0%、6月:+3.0%)
・米・7月消費者物価コア指数:前年比+3.2%(予想:+3.2%、6月:+3.3%)
・米・7月消費者物価指数:前月比+0.2%(予想:+0.2%、6月:-0.1%)
・米・7月消費者物価コア指数:前月比+0.2%(予想:+0.2%、6月:+0.1%)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米7月消費者物価指数は予想通りFRBの利下げを正当化、ドル売り限定的