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大幅反落。前日に業績予想の下方修正を発表している。24年3月期営業利益は従来予想の75億円から57億円、前期比22.5%減に引き下げ。トラックシャシの認証が想定より大幅に遅れたことで、シャシの改修・登録業務にて翌期へのずれ込みが発生するもよう。第3四半期までは2ケタ増推移であったため、一転しての2ケタ減益見通しにネガティブなインパクトが先行へ。
松屋<8237>:1080円(+35円)
大幅続伸。前日に24年3月期配当予想の引き上げを発表している。期末配当金は従来計画の5円から7.5円に引き上げ、年間配当金は前期比7.5円増の10円としている。変化する経営環境や当期の業績動向および財務状況などを総合的に勘案した結果としている。10月には年間配当金計画を5円から7.5円に引き上げていたが、再度の上方修正となる形になっている。
野村マイクロ<6254>:5320円(+640円)
大幅反発。韓国半導体大手SKハイニックスのCEOが、米国で半導体の組み立て工場の建設を検討していると明らかにしたと伝わっている。投資規模は約40億ドルとなる見通しのようだ。同社は半導体工場で使われる超純水プラントにおいて栗田工業とシェアを二分し、韓国・台湾企業向け開拓での先駆者とも位置付けられている。期待材料につながっているようだ。なお、本日は1:4の株式分割権利落ち日ともなっている。
ソースネクスト<4344>:253円(+11円)
大幅続伸。子会社のポケトークと富士ソフトが、ソフトウェア開発及び端末・ソフトウェアの販売展開において中長期的なパートナーシップを構築するため、資本業務提携契約を締結すると発表している。既存製品の改良や新製品の開発加速、新たな市場や顧客の開拓を進めていくもよう。第三者割当の形で、富士ソフトがポケトーク5000株を10億円で取得する。
東京電力HD<9501>:932.5円(+37.1円)
大幅続伸。柏崎刈羽原発について、再稼働に必要な検査の一環として、7号機の原子炉に核燃料を入れることを原子力規制委員会に申請する方針を固めたと伝わっている。柏崎刈羽原発の6号機と7号機は7年前原子力規制委員会の審査に合格しているが、その後、テロ対策上の問題から事実上の運転禁止命令を出され23年12月に命令が解除されている。再稼働時期は依然未定とされているが、あらためて再稼働実現への期待が高まる動きに。
GNI<2160>:3040円(+55円)
大幅に6日ぶり反発。グループの中核子会社であるGyre Therapeutics, Inc.(GYRE)が米証券取引委員会に23年度通期のフォーム10-K(有価証券報告書相当)を提出したと発表している。日本で未開示の主な特筆事項として、GYREの中国子会社である北京コンチネントが中国で開発中の新規化合物「F230」(適応症は肺動脈性肺高血圧症)について、第1相臨床試験の開始申請を中国当局へ提出したことなどを明らかにしている。
ウェッジHD<2388>:89円(+4円)
大幅に4日ぶり反発。持分法適用関連会社のGroup Lease PCL.(GL)に対して提起されている会社更生申し立てについて、タイ中央破産裁判所が棄却したと発表している。GLは、Jトラスト<8508>の子会社であるJTrust Asia Pte.Ltd.(JTA)から23年7月に会社更生手続きを申し立てられていた。申し立て棄却で買い安心感が広がっていることに加え、低位株とあって手掛けやすいことも買いを誘っているようだ。
マイクロ波化学<9227>:1088円(+76円)
大幅に3日ぶり反発。東証から貸借銘柄に選定されたと発表している。選定日は28日で、同日売買分から実施。マイクロ波化学株は制度信用銘柄に選定済みで、貸借銘柄選定で同社株の流動性や需給が向上し、売買の活性化につながるとの期待が広がっている。19日に昨年来安値を記録してから株価が下げ止まっており、自律反発への思惑も買いを後押ししているとみられる。
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