*06:49JST NY債券:米長期債相場は強含み、6月利下げの確率はやや上昇 22日の米国長期債相場は強含み。スイス中央銀行による利下げの影響は残されており、債券利回りは総じて低下。欧州中央銀行(ECB)と英中央銀行は今年半ば頃までに利下げを開始する可能性があることも債券利回りの上昇を抑えた。年内3回の利下げ予想は変わらず、10年債利回りは弱含み。イールドカーブはフラットニング気配。

CMEのFedWatchツールによると、22日時点で6月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は76%程度。7月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は88%程度。10年債利回りは4.263%近辺で取引を開始し、一時4.267%近辺まで上昇したが、取引終了時点にかけて一時4.196%近辺まで下落。

イールドカーブはフラットニング気配。2年-10年は-38.90bp近辺、2-30年は-20.70bp近辺で引けた。2年債利回りは4.59%(前日比:-5bp)、10年債利回りは4.20%(前日比-7bp)、30年債利回りは、4.38%(前日比:-6bp)で取引を終えた。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY債券:米長期債相場は強含み、6月利下げの確率はやや上昇