*06:57JST NY債券:米長期債相場は弱含み、5月利下げの確率はやや低下 9日の米国長期債相場は弱含み。米アトランタ地区連銀のボスティック総裁はラジオ番組で、「インフレ率が目標の2%近くにまで低下し、順調な進展があったことを非常にありがたく感じているが、まだ道のりはある」との見方を伝えたことや原油先物の値上りが意識されたようだ。米国市場の後半にかけて長期債相場は弱含みとなった。

CMEのFedWatchツールによると、9日時点で5月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は61%程度。10年債利回りは4.150%近辺で取引を開始し、米国市場の前半に4.123%近辺まで低下した後、4.193%近辺まで反発し、取引終了時点にかけて4.172%近辺で推移した。

イールドカーブは若干のフラットニング気配。2年-10年は-30.40bp近辺、2-30年は-10.50bp近辺で引けた。2年債利回りは4.48%(前日比:+3bp)、10年債利回りは4.17%(前日比+2bp)、30年債利回りは、4.37%(前日比:+2bp)で取引を終えた。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY債券:米長期債相場は弱含み、5月利下げの確率はやや低下