*08:04JST 今日の為替市場ポイント:原油高と米長期金利上昇でドル売り縮小も 5日のドル・円は、東京市場では146円39銭から147円08銭まで反発。欧米市場では146円84銭から147円80銭まで上昇し、147円70銭で取引終了。本日6日のドル・円は主に147円台で推移か。原油高と米長期金利の上昇を意識してリスク回避的なドル売りは縮小する可能性がある。

報道によると、サウジアラビアとロシアは自主的な原油供給制限を年末まで延長するもようだ。サウジは日量100万バレルの自主減産、ロシアは日量30万バレルの原油輸出制限を今年末まで3カ月間延長する。報道によると、サウジアラビアは市場の状況に応じて減産の拡大・縮小を検討するようだ。ロシアの自主減産についても市場動向をにらんだ対応になるとみられている。なお、石油輸出国機構(OPEC)とその他の産油国で構成されるOPECプラスは協調減産の枠組みを2024年末まで延長することで合意している。世界経済の減速によって原油などのエネルギー需要は減少するとの見方はあるものの、主要産油国による減産継続は日米など主要国の物価動向や金融政策などに大きな影響を与える可能性がある。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:原油高と米長期金利上昇でドル売り縮小も