*06:33JST NY為替:ドル・円は上げ渋り、中国経済の低成長を警戒 15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、145円82銭へ上昇後、145円11銭まで反落も戻し、145円58銭で引けた。米7月小売売上高や7月輸入物価指数が予想以上に伸びが拡大したため金利上昇に連れドル買いが優勢となった。その後発表された8月NAHB住宅市場指数が予想外に低下し金利低下に伴うドル売りに一時転じたものの、アトランタ連銀の7-9月期国内総生産(GDP)見通しの上方修正、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁の発言が予想程ハト派にならず、追加利上げの可能性も完全には除外しなかったためドル買いが再開した。

ユーロ・ドルは、1.0898ドルへ下落後、1.0953ドルまで上昇し、1.0903ドルで引けた。ユーロ・円は159円20銭へ上昇後、158円68銭まで反落。中国の低調な経済指標を受けたリスク回避の円買いに押された。ポンド・ドルは、1.2682ドルまで下落後、1.2753ドルまで上昇した。英国の6月週平均賃金が過去最大の伸びを記録し、9月会合で利上げペースを加速するとの観測が強まりポンド買いに拍車がかかった。ドル・スイスは0.8797フランまで上昇し0.8754フランへ反落した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:ドル・円は上げ渋り、中国経済の低成長を警戒