*07:23JST NY株式:米国株式市場は反発、ハイテクが買い戻される ダウ平均は212.03ドル高の33,926.74ドル、ナスダックは219.89ポイント高の13,555.67で取引を終了した。

新築住宅販売件数や消費者信頼感指数が予想を上回り、景気減速への懸念が後退し、買いが先行。金利が上昇する中ではあったが、昨日大きく下落した電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)や半導体エヌビディア(NVDA)などハイテク株の買い戻しが強まり、相場全体を押し上げた。セクター別では自動車・自動車部品、半導体・同製造装置が上昇した一方で、医薬品・バイオテクが下落した。

航空会社のデルタ(DAL)は需要が強く、高額航空券の売り上げも増加傾向で通期の見通しを引上げたため上昇。また、クルーズ船運営のカーニバル(CCL)は第2四半期の損失が警戒されたほど広がらず、強い見通しを再度織り込み買い戻された。同業のロイヤル・カリビアン・クルーズ(RCL)やノルウェージャンクルーズライン(NCLH)も連れてそれぞれ上昇。クラウドデータプラットフォームを提供するスノーフレーク(SNOW)は金融、小売りなどの顧客に対する人口知能(AI)開発支援サービスにおいて半導体エヌビディア(NVDA)との提携を発表し、買われた。一方で、ドラッグストアチェーンを運営するウォールグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)は新型コロナ関連の売り上げが減少、通期の見通し下方修正が嫌気され、下落した。

電気自動車(EV)ピックアップトラックの製造・販売を手掛けるローズタウン・モーターズ(RIDE)は破産法適用を申請した。台湾のフォックスコン・テクノロジー・グループが合意違反を訴えて出資を打ち切る可能性などを同社に通知、問題解決に至らず合意が急速に頓挫したことが破綻要因となった。

(Horiko Capital Management LLC)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:米国株式市場は反発、ハイテクが買い戻される