*12:53JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ピアラ、スルガ銀、ロボペイなど ソニーG<6758>:13650円(+755円)
大幅続伸。発行済み株式数の2.03%に当たる2500万株、2000億円を上限とする自己株式の取得枠設定を発表している。取得期間は18日から24年5月17日まで。需給改善を期待する動きが先行する形に。資本効率の向上と経営環境に応じた資本政策遂行の一環としている。2000億円の取得枠を設定するのは3年連続となる。なお、今年5月10日まで1年間実施してきた自社株買いの取得実績は約1000億円であった。


キヤノン<7751>:3359円(+109円)
反発。発行済み株式数の1.8%に当たる1800万株、500億円を上限とする自己株式の取得実施を発表している。取得期間は18日から8月1日まで。資本効率を高めると同時に、将来の株式交換によるM&Aにも備えることが目的となっている。当面の需給面での下支え要因につながるとしてポジティブな評価が優勢となっている。決算発表時での自社株買い発表がなかったことで、目先の期待感はやや後退していたとみられる。


ピアラ<7044>:549円(+50円)
一時ストップ高。Twitter Japanと認定代理店契約を締結、国内Twitter広告の認定代理店となったと発表している。今回の認定を受け、同社ではTwitterからTwitter広告に関する最新の情報や、マーケットリサーチの情報などを受けることが可能となり、認定代理店のみが実施できる広告メニューや機能を利用し、プロモーションの戦略立案や広告運用において最も効果的な手法を用いた提案が可能となる。今後の展開力への期待が高まる展開に。


スルガ銀<8358>:518円(+30円)
大幅続伸。クレディセゾンが同行を持ち分法適用会社にする方針を固めたと報じられている。発行済み株式の15%程度を取得して役員も派遣するもよう。保有する自社株をクレディセゾンが買い取り、出資額は200億円弱となる見通しのようだ。新たな大株主の下での再スタートを期待する動きが先行している。なお、クレディセゾンは本日売り先行の展開となっている。


あおぞら<8304>:2564円(+59円)
大幅続伸。前日に23年3月期の決算を発表、純利益は87億円で前期比75.1%減となり、1月の修正計画値100億円をやや下振れ。一方、24年3月期は240億円で同2.8倍の見通し、市場予想に近い水準までの回復見込みとなっている。また、年間配当金は154円で据え置きの計画としており、減配懸念が強かったこともあり、ポジティブな反応につながっているもよう。なお、新中計での26年3月期純利益は370億円と予想。


イオレ<2334>:1422円(-3円)
朝高後、マイナス圏転落。成長を目指すベンチャーと個人投資家をつなぐ31日開催のIRイベントに冨塚優社長が登壇すると発表している。日本初のメタバース空間でのIRイベントで、経営者やIR担当者と直接コミュニケーションできるという。冨塚社長が今後の経営に対して積極的な発言をするのではないかとの期待から買いが入っていたようだが前日まで7営業日続伸していたこともあり伸び悩んだ。同イベントには、ランサーズ<4484>やエアークローゼット<9557>、ヤプリ<4168>も登壇する予定。


ロボペイ<4374>:1910円(+221円)
大幅に4日ぶり反発。ヘッドウォータース<4011>と連携してスマートシティやスマートストア向け認証基盤プラットフォームに決済サービスを追加すると発表している。ヘッドウォータースの認証基盤システムでユニークIDを付与し、ROBOT PAYMENTが提供するクレジットカード決済システムを連携させる。具体的には、スマートシティを推進する自治体に対して住民IDに紐づけた決済機能の導入支援などをイメージしているという。


プログリット<9560>:3120円(+151円)
上場来高値。6月30日を基準日として1株につき3株の割合で分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げ、株式の流動性を高めて投資しやすい環境を整えて投資家層の拡大を図ることが目的。株式分割に伴って定款を一部変更し、発行可能株式総数を1000万株から3000万株に拡大する。株価が節目の3000円を突破したことも買いの勢いに弾みをつけているようだ。 <ST>
情報提供元: FISCO
記事名:「 注目銘柄ダイジェスト(前場):ピアラ、スルガ銀、ロボペイなど